ドライフラワーは素敵で様々な種類が販売されております。
置き場所や管理方法を間違えるとカビや虫が発生したりする事がありますので、
適切な管理方法や保存期間などメンテナンスにつきましてアドバイスさせて頂きます。
- 植物観賞の歴史
約1,000~1,300年前の奈良、平安時代から草花や植物を観賞したり贈呈したりする園芸文化が始まり上位階級ではサクラや秋草の愛好が見られ世界的に見てもかなり初期より日本の人々は植物に関心を示していた。
鎌倉時代には菊の観賞が普及し室町時代には中国蘭や風蘭が人々から愛好され江戸幕府初代将軍徳川家康、徳川家忠(二代将軍)、徳川家光(三代将軍)は非常に植物好きで知られており400年前の江戸時代から更に日本の園芸文化は発展して行きました。
将軍への献上品として各藩自慢の植物を門外不出として厳しく規制し、植物愛好家が集まる結社が誕生しこちらも厳しい規制の中で品種改良等が行われていました。
一方では上位階級のみでの趣向品であった園芸植物も武士、僧侶、遊女、商人、農民など一般庶民でも広く愛好され誰もが普通に植物を育てる事が深く浸透し、新花や珍花が高値で取引されていました。
その頃、食物、繊維、薬剤、香料等で使用する植物を求め上位階級より使えたヨーロッパのプラントハンターが初めて日本に上陸しますがこれだけ広く植物を愛好している江戸の街並みに驚かせられたとの事。
植物研究の為に当時より押し葉による植物標本が作られ保存され乾燥花、乾燥葉が使用され防腐剤による処理で最古では約200年前の植物標本が残されており現在の技術によりこの標本(押し葉)からDNAの採取が可能で分子生物学的研究にも欠かす事が出来ない存在となっています。
これを溶液に保存し立体的にしたのが現在のハーバリウムの原点となりますね!
呼称は特にないまま一部の庶民により押し花などで楽しまれていた乾燥植物ですがヨーロッパや米国で使われていたDried flowersが昭和初期にドライフラワーとして国内でも浸透して行きました。
- ドライフラワーの楽しみ方
植物を育てるうえでは陽当たりと水と風通しが必須でありますが国内の住宅事情、特に都内のマンションなどでは植物を育てるに当たり適さない環境に植物を飾りたいとのご意見ご相談を多く頂いております。
光が当たらない玄関やリビングの奥の日差しが当たらないスペースや階段、廊下など植物を育てるには難しい場所へ飾れるドライフラワーをコンセプトに独自の手法で本物の生花に近い状態で創り上げたドライプランツ各種を楽しんで頂けましたら幸いです。
当店の考えるドライフラワーは生花同様に鮮度がある代わりに生花よりも長い期間楽しんで頂ける生き物でその時に合わせた商材と見せ方で植物がある生活をご提案させて頂く植物の延長線上であります
- ドライフラワーの管理の仕方
ドライフラワーは紫外線に当たる事で色が抜けやすくなり湿気の多い環境でカビの発生や付かないはずの虫などが発生する原因にも繋がりますが植物同様にドライフラワーにも適した環境がございます。
一度購入したらメンテナンス不用で永遠に形を崩さないドライフラワーは年月とともに埃がかぶりいつの日か忘れられてしまっていたのは私の実家の母…
ドライフラワーを飾るには以下のポイントを押さえてあげると良いでしょう!
①湿気の多い場所は避ける
②直射日光の当たらない室内
③風通しの良い場所
④植物が育ちにくい場所が意外とドライフラワーに適している
(光が少ない場所、直射日光が当たらい場所、エアコンの風が当たる場所)
・ドライフラワーに適した温度
ドライフラワーは高温な場所に長期間保管しておくと色褪せや商品の劣化に繋がりますので20℃くらいまでが適温とされています。
- ドライフラワーの観賞期間
ドライフラワーの観賞期間は保存場所の環境により大きく異なりますが凡そ3か月~1年となります。
品種により劣化の進まない品種もありますが同じ商品が同じ場所に長期間置いてあるとカビやホコリが発生する原因にも繋がりますので3か月~1年で交換又は置き場所を変更するなどが適切となります。
ホコリが溜まった場合にはパソコンのキーボード清掃で使用するスプレー式のエアーダスター等でドライフラワー全体のホコリを落としてあげて下さい。
〜Style du nature (スタイル・デュ・ナチュール)〜
湘南のお庭の植栽外構、イベント出店販売、業者様向けBtoB卸売り、コラボ販売、オーダー品作製、植物販売(サボテン・多肉植物・観葉植物・一点モノGREEN・ビザールプランツ・その他植物全般)・ハンドメイドアクセサリー
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